成果物ルールを CLAUDE.md に書いていなかった話:スラッシュコマンドとの役割分担も整理した

Claude Code

こんにちは、白々さじきです。

Claude Code に完全委任してアプリを開発・運用しているのですが、先日ちょっとしたミスが立て続けに起きました。どちらも「Claude Code が悪い」のではなく「指示していなかった自分が悪い」という話なのですが、その対処を通じて CLAUDE.md とスラッシュコマンドの役割分担についてひとつ整理できたので記録しておきます。


何が起きたか

このプロジェクトでは Claude Code にブログ記事の下書きを作ってもらっています。記事は WordPress 投稿用の HTML と、管理用の Markdown の2ファイルをセットで作る運用にしています。

ある日、Claude Code に記事作成を依頼したところ、wordpress/*.html だけが作られていて、.md ファイルが存在しませんでした。

別の日には、記事作成日(5/3)で drafts/weekly/2026-05-03/ という新規フォルダが切られており、本来入るべき同週のフォルダ(2026-05-02/)に入っていませんでした。

どちらも Claude Code を責められません。私が指示していなかったからです。


原因:CLAUDE.md にルールがなかった

Claude Code はプロジェクトルートの CLAUDE.md を毎会話の冒頭に読み込みます。ここに書かれていることは「常に守るルール」として機能します。

今回のミスの原因を掘り下げると、こうなります。

  • ブログ記事の成果物ルール(2ファイルセット、フォルダ命名規則)はスラッシュコマンド /article-guided-scheduler の中には書いていた
  • しかし CLAUDE.md には書いていなかった
  • スラッシュコマンドを呼ばない文脈(雑談から「じゃあ記事も書いてみて」と頼む場面など)では、ルールがまったく伝わらない

「スラッシュコマンドに書いてあるから大丈夫」と思っていましたが、スラッシュコマンドはその会話でそのコマンドを呼んだときにしか有効になりません。常に適用してほしいルールは CLAUDE.md に書かなければいけません。


対応:CLAUDE.md に成果物ルールを追記した(Issue #13)

以下の内容を CLAUDE.md に追記しました。

## ブログ記事下書きの成果物ルール

記事1本につき必ず2ファイルをセットで作成する:

- drafts/weekly/YYYY-MM-DD/{記事名}.md
- drafts/weekly/YYYY-MM-DD/wordpress/{記事名}-wp.html

.md のみ、または .html のみの作成は禁止。

### フォルダ命名規則

- drafts/weekly/ のフォルダは週単位(月〜日)で切る
- 同じ週の記事は同じフォルダに入れる
- フォルダ名はその週最初の記事を作成した日付
- 作成前に既存フォルダを確認し、同週があればそこに入れる

これで、スラッシュコマンドを呼ばない文脈でもルールが伝わるようになりました。


副産物:スラッシュコマンドの重複ルールを削除した

CLAUDE.md に追記したことで、スラッシュコマンド側に同じ内容が二重で存在することになりました。

二重管理はよくありません。どちらかを修正したときにもう一方を忘れると、ルールが矛盾します。

そこでスラッシュコマンド /article-guided-scheduler から「保存先フォルダのルール」と「プランファイルの保存先」のセクションを丸ごと削除し、手順の中に「CLAUDE.md のブログ記事下書き成果物ルールに従って2ファイルを作成する」という一文を残すだけにしました。

この整理を通じて、自分の中でルールの置き場所の役割分担が明確になりました。

置き場所役割
CLAUDE.md何を作るか・どういうルールで作るか(成果物・制約)
スラッシュコマンドどう進めるか(手順・フォーマット)

CLAUDE.md はすべての会話で常にロードされます。「Claude Code に守ってほしい制約」はここに集約する。スラッシュコマンドはその制約を前提にした「手順書」として使う。この切り分けを意識するようになりました。


教訓

教訓:Claude Code に守ってほしいルールは CLAUDE.md に書く

スラッシュコマンドは「その場だけ有効な手順書」です。常に適用してほしいルールは CLAUDE.md に書かないと、呼ばれない文脈では伝わりません。

「指示していなかった自分が悪い」というインシデントが積み重なるほど CLAUDE.md は育っていきます。今回のケースはそのサイクルがきれいに機能した例でした。

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