こんにちは、白々さじきです!
前回の記事では、Kotlin × Spring Boot を使って REST API を構築 しました。
ただ、現状の API は 単純な文字列を返すだけ でした。
そこで今回は、Kotlin のデータクラスを活用し、JSON を返す API を実装 してみます!
それでは、やっていきましょう!
🔗 今回の実装リポジトリ:
➡ GitHub リポジトリ
🔗 今回の記事を参考にしたチュートリアル:
1. データクラスの作成
まず、データクラス(Message.kt
)を作成 します!
1.1. 新しい Kotlin クラスの作成
com.example.demo
のフォルダを 右クリック → 新規 を選択し、
Kotlin データクラス を作成します。

📌 作成するクラス名: Message.kt
1.2. データクラスのコードを追加
package com.example.demo
data class Message(val id: String?, val text: String)
解説:
data class
… データを保持するための特別なクラスval id: String?
…id
(文字列・null 許容)val text: String
…text
(文字列・必須)
これで、API で扱うメッセージデータのモデル が完成しました! 🎉
2. コントローラーを修正
次に、前回の記事で作成した MessageController.kt
を修正 します!
📌 修正後のコード:
@RequestMapping("/")
class MessageController {
@GetMapping
fun listMessages() = listOf(
Message("1", "Hello!"),
Message("2", "Bonjour!"),
Message("3", "Privet!"),
)
}
2.1. コードの解説
@RequestMapping("/") とは?
このアノテーションをクラスにつけることで、
すべてのメソッドのエンドポイントが /
から始まる ようになります。
例:
@GetMapping
→http://localhost:8080/
@GetMapping とは?
このメソッドが HTTP の GET リクエストを処理する ことを示します。
今回は listMessages()
を実行すると、メッセージのリストを JSON 形式で返す API になります。
listOf() とは?
これは Kotlin で リスト(配列)を作成するための関数 です。
今回のコードでは、3 つの Message
オブジェクトをリスト化 しています。
📌 返されるデータ:
id | text |
“1” | “Hello” |
“2” | “Bonjour!” |
“3” | “Privet!” |
3. API の動作確認
3.1. Spring Boot の起動
IntelliJ IDEA の 「Run」ボタン をクリックし、Spring Boot を起動!
3.2. API にアクセス
ブラウザや Postman を使って、http://localhost:8080/
にアクセス します!
📌 実行結果:
jsonコピーする編集する[
{
"id": "1",
"text": "Hello!"
},
{
"id": "2",
"text": "Bonjour!"
},
{
"id": "3",
"text": "Privet!"
}
]
このように JSON データが正しく表示されていれば成功! 🎉
4. まとめ・感想
今回は、Kotlin のデータクラスを活用して JSON を返す REST API を作成しました!
次回は、データベースとの連携 を行い、保存・取得ができる API を作ってみます!
それでは、また次回!
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